フォード・エクスプローラーの中古車を購入する際の注意点やフォード・エクスプローラーの特徴とモデルチェンジの推移など購入に関わる情報を掲載中。
フォードのみならず、アメリカを代表するSUVとしても知られているのがエクスプローラーです。アメリカで何年も連続でSUV部門売り上げ№1を記録しているエクスプローラーがどのような車種なのか。中古車情報の方と併せて見てみましょう。
エクスプローラーが登場したのは1990年。ブロンコの後継車種として登場しました。
ブロンコを継承する形の2ドア、さらには4ドアもラインナップされました。
1994年にはフルモデルチェンジがなされ、洗練されたデザインとなりました。
これは当時のフォードが推進していた「オーバルデザインコンセプト」の一環で、空力に優れている一方でデザイン面も力を入れられているものとなりました。
2000年のモデルチェンジの際はコンセプトがキープされていますので劇的な変化というほどではなかったでしょう。
一方でタイヤのリコール問題が起きてしまったのもこのモデルですね。
そして2010年にもフルモデルチェンジが行なわれます。
これまでのモデルよりさらに洗練されたシルエットとなっています。
エンジンの方は2.0Lのタイプと3.5Lのものが用意されています。
2.0Lというと物足りない数字に聞こえてしまうかもしれませんが、直噴と可変バブル機構、さらにはターボチャージャーを組み合わせた「エコブースト」エンジンとなっていますので、2.0Lではありますが2.0Lとは思えない性能のエンジンとなっています。
2.0LのタイプはFFですが、3.5Lのタイプはフルタイム4WDで、いずれのタイプも7名乗りとなっています。
SUVではありますがとにかく電子制御されている部分が多いのも特徴でしょうか。
例えばテレイン・マネージメント・システム。
こちらはダイヤル式のスイッチで路面状況をセッティングできるものです。
砂地、雪道、ノーマル、泥、岩場の5種類が用意されており、車両のセッティングをダイヤルによって最適化してくれるというものです。また、「BLIS」と呼ばれているシステムも搭載されています。
こちらはドアミラーからリアバンパー、リアバンパーから後方3mまでの死角に車両などがある際にはドアミラーのインジケーターで警告を橋ンしてくれるのです。
更には後退時にも接近する車両を検知すると、こちらもドアミラーに警告されるなど、装備面は素晴らしいものがあります。
これらの先鋭的な装備だけではなく、パワーシートや助手席エアバッグなど基本的な安全装備も充実していますので、走行性はもちろん居住性、さらには装備など様々な面で満足出来る一台と言えるのではないでしょうか。
最近ではSUVに脚光が集まっていますが、その流れを生み出している一台とも言えるのがエクスプローラーです。
エクスプローラーは日本全国でおよそ300台前後が在庫として登録されているようですから、多くはありません。価格帯の方は初代モデルはかなり廉価となっています。
エクスプローラーのオーナーはとにかく愛着を持って長い付き合いになると言われています。
そのため、走行距離が長いものが目立ちます。
特に初代モデルですと、10万kmを越えているものも珍しくありません。
おかげで価格の方は数十万円を切るものすらあるほど。一方で現行モデルですとかなり高価です。
新車価格よりちょっと低い程度です。そのため、お買い得感があるのは2010年まで販売されていた3代目モデルでしょうか。
こちらは旧モデルとなってしまったという事実、それでいで最近のものですので装備も充実していますし、値段もそこそこ安くなっています。
このため、「エクスプローラーが欲しい」と思っている方はまずは何代目のエクスプローラーを考えるのか。
これが大事になってきます。
モデルによって価格が大きく異なってきますので、とにかく格安でと思っているのであれば初代モデル、一方で現行車種が欲しいのであればそれなりの出費を覚悟しなければならないですね。