アウディA4の中古車を購入する際の注意点やアウディA4の特徴とモデルチェンジの推移など購入に関わる情報を掲載中。
スポーティーで前衛的かつ、繊細なイメージを持つアウディーA4。
日本内外で高い評価を得て、ライバルのブランドを脅かす存在にまでなった。
そのA4のラインナップから歴史、注意点に至るまで説明をしている。
アウディというブランド名を、最近頻繁に耳にする。街中でもよく見かけるようになった。
それもそのはず、アウディーブランドはとても好調なようだ。また数少ない、今最も旬なブランドの一つだろう。
その中で、日本では一際存在感を放つのが「A4」だ。
欧州では激戦が繰り広げられている、Dセグメントに属し、ライバルはBMW3シリーズ、メルセデスベンツCクラスと、まさに三つ巴の戦いと言える。
なぜ、急速にアウディーA4が、注目されたのか。
2008年に発売された四代目のモデルが大きなカギを握っている。
まず搭載されるエンジンだが、A4とオールロードクワトロが直列4気筒2.0リッター直噴ターボ。S4が3.0リッター直噴V型6気筒スーパーチャージャー。
そのエンジンマウントのレイアウトが、従来のA4は、トラクション性能を重視する目的により、フロントヘビーになるレイアウトだった。
しかし、今回はエンジンがフロントアクスルより後ろに搭載されたことで、運動性能が改善され、ライバルのクルマ達と互角に張り合うことができるようになった。
そのレイアウトがもたらした、アウディーらしいスポーティーで前衛的かつ、繊細なエクステリアデザインが実現したことによる勝因も大きいだろう。
また、FFがベースとなるA4は、後部座席のレッグスペースにも優れている。
実用的なスペックが重要視されるセダン、アバントをラインナップに持つだけに、ユーザーに歓迎される点の一つだ。
さらに、以前より定評の高かった四輪駆動システムのクワトロは、高速走行においても、抜群の直進安定性を誇る。
「80」の後継車として、1994年に初代「A4」が登場した。
エンジンは、直列4気筒1.8リッターと、V型6気筒2.4リッター。ともにクワトロが選べた。
二代目は、S-lineが追加され、スポーティーな路線となった。
エンジンは、直列4気筒の1.8ターボ、2.0リッターとV型6気筒3.0リッター。
2.0リッターにはCVTが採用された。
またカブリオレもラインナップしていた。
三代目は、近年のアウディのデザイントレンドのシングルフレームグリルを採用し、質感を意識したモデルとなった。
エンジンは、直列4気筒2.0リッター直噴ターボ、V型6気筒3.0リッター(直噴)が新たに加わった。
そして四代目は、ブランドイメージ確立ために一役買ったモデルだろう。
環境への配慮のため、エンジンは流行のダウンサイジング化され、ポジショニングランプにはLEDが採用された。
初代は、フォルクスワーゲン・パサートとプラットフォームを共有しているため、信頼性が高いが、フロントアッパーリンクから異音が発生する場合がある。
これは二代目も共通する。また初期モデルほど、CVTの故障に要注意。
三代目は、エンジンのホース同士をジョイントする部品が劣化しやすい。
四代目となる現行型では、まれに電気系統の不具合があるようだ。いずれにせよ、購入時には確認が必要なようだ。