アウディA3の中古車を購入する際の注意点やアウディA3の特徴とモデルチェンジの推移など購入に関わる情報を掲載中。
アウディA3は、97年に日本に導入されたプレミアムハッチバックタイプのクルマで、3ドアと5ドアモデルがあり、新車価格帯も300万円台が中心となり、日本でもアウディのエントリーモデルとしてA1登場後も人気が高い。
初代モデルはVWゴルフ4とプラットフォームを共用しアウディには珍しい横置きエンジンとなる。A3はアウディシリーズのフロントマスクをしっかり継承し、一目でアウディとわかる顔つきであり、全体とのバランスも良い。BMWの3シリーズtiコンパクトのように3シリーズクーペの後ろを切り落としたようなデザインと違い、自然なデザインのA3は日本人にも受け入れ易いものとなっている。
インテリアもソフトパッドを多用しアルミパーツ等の使い方もアウディらしく上品なものである。
97年に日本に導入されたA3は3ドアのみ、1.8L NAとターボ、4ATのみという設定であった。
99/10 1.8L ターボモデルに4WDモデルのクワトロを追加。トランスミッションはMTのみ、また待望の5ドアモデルも追加となる。
2000/10 マイナーチェンジ、内外装を一新し、エクステリアではヘッドランプ、テールランプのデザインを変更。また、一時的に1.8Lターボモデルがラインナップから外れる。また3ドアモデルと4WDのクワトロは廃止となる。
2001/4 1.8Lターボモデルである1.8Tが復活 1.8Tにはマニュアルモード付の5ATが採用され、NAモデルの1.8には通常の4ATが継続採用される。1.8Tには専用のスポーツシートや専用革巻きステアリング、専用アルミホイールが装備される。
2003/7 初代A3の最終モデルにナビゲーションシステムや専用アルミホイールを装備した1.8T Limitedが限定発売。
2代目A3は2003年9月に日本発売。先代より一回り大きくなったボディはさらに居住性をアップ。アウディシリーズの中でもスポーティな位置づけに変わってくる。
登場当初は3ドアのみだったため、しばらく先代5ドアモデルが併売された。
ラインナップは2.0L 直4DOHCエンジンに直噴技術を搭載した2.0FSIと、よりスポーティな専用シートや17インチアルミホイールを装備した2.0FSI スポーツをラインナップし、どちらも駆動方式はFF、トランスミッションはマニュアルモード付6速ティプトロニック付ATとなる。
2003/12 3.2L V6エンジンにフルタイム4WD、2ペダルMTのDSGを搭載した3.2クワトロを追加。
2004/2 アトラクションと呼ばれる1.6Lモデルを追加。
2004/10 5ドアモデルのスポーツバックを追加。グレード体系は2.0FSIと2.0ターボを搭載する2.0TFSI、V6 3.2Lエンジンを搭載する3.2クワトロとなる。
2005/7 5ドアモデルのスポーツバックにも1.6Lモデルのアトラクションを追加。
2006/7 マイナーチェンジ。アウディのアイデンティティとも言えるシングルフレームグリルに変わり、よりダイナミックな顔つきとなる。ラインナップは全て5ドアモデルのスポーツバックのみとなり、3ドアモデルは廃止となる。グレードラインナップは変わらず。
2008/9 マイナーチェンジ。新たに1.4L直噴ターボを搭載する1.4TFSIをラインナップ。
他に1.8L直噴ターボを搭載する1.8TFSI、2.0L直噴ターボにフルタイム4WDを組み合わせる2.0TFSIクワトロの3種類をラインナップ。1.4TFSIと1.8TFSIには7速Sトロニックを、2.0TFSIクワトロ6速Sトロニックを採用、エクステリアも近年のアウディのスタイルを踏襲し7連のポジションLEDを装備する。
2011/9 1.4TFSI にアイドリングストップ機構を追加。
コンパクトハッチと言うボディ形状から3ドアモデルは後席が狭いので、5ドアモデルもしくはA4を選択する事をお勧めします。A3の3ドアモデルは2+アルファ的な使い方が合っていると思います。また1.8Lモデルはエンジン音が結構賑やかですので、購入前には試乗し、是非高回転まで回してみることをお勧めします。
アームレストとサイドブレーキレバーが干渉したり、アームレストを使用するとドリンクホルダーが使えなかったりと、アームレスト周辺の使い勝手に難があるようなので、是非一度試乗し、ドリンクホルダー等の使い勝手を含めて試乗してみることをお勧めします。また3.2L以外のNAモデルは非力感が否めず、是非TFSIモデルをお勧めしたい。
また、3.2Lモデルは価格の割には意外と装備が少ないのが欠点。ゴルフR32とよく比較されるモデルだけに、ゴルフについてて、A3 3.2に無い物などもあるので、チェックしておきたい。